無農薬・無化学肥料の奈良県産茶セレクトショップと古墳群をぶらり

TE=CHA 奈良市神功

奈良県奈良市神功じんぐうTE=CHAテ イコール チャ

奈良県奈良市神功にある『TE=CHA』を訪ねました

青藤あおふじ色の外観が爽やかなお茶の専門店『TE=CHAテ イコール チャ』を訪ねました。

ゴールドの店名ロゴも、輝いていて素敵ですよね。その下には“自然栽培茶”“有機栽培茶”と記されていてお店のコンセプトがわかりやすいですね。

TE=CHA

大通りに面した住宅街にあるお店です。遠目だと、お茶屋さんには見えないかも。

TE=CHA

入り口と店内には、お店のイメージポスターがいくつか飾られています。お店のブランドカラーがパープルで斬新だなと思いました。

入り口

入り口の横には冊子が置かれています。感染対策もしっかりされています。

TE=CHA

お店に入って左の棚に、商品が並んでいます。
すべて奈良県の生産者がつくった奈良県産のお茶で、無農薬無化学肥料です。

TE=CHA

反対の右側は帳場ちょうばと作業スペースのようです。レコードプレーヤーがいいですね。

TE=CHA

商品棚の左には、吉野よしのの番茶、月ヶ瀬つきがせの番茶やほうじ茶、そして古式製法の醤油も。

TE=CHA

棚の中ほど上段には、急須や茶筌ちゃせんがあります。奈良県の生駒いこま市高山町は茶筌の産地です。
単一たんいつ品種ひんしゅのお茶も並んでいます。

TE=CHA

そして、今回最大のお目当てが、棚の一番右奥に並んでいました。下の写真左のおしゃれな瓶に入ったお茶がそうです。のちほどがっちり紹介します。

TE=CHA

厳選した商品はどれも興味深いものばかり。試飲もさせていただきました。
ご店主は日本茶インストラクターで、とても気さくな方です。いろんなお話を聞くことができました。

TE=CHA

このお店のように、商品コンセプト(奈良県産・無農薬・無化学肥料)が明確で、奈良県内各地の生産者から取り寄せているお茶のセレクトショップって、あまり見ないのではないでしょうか。
各地域にあると、地域のお茶の特徴がわかるし、地域の宣伝、生産者の支援にもなるのになあと思いました。

TE=CHA http://www.teandcha.com/

熊野古道に伝わる釜炒り茶

いつもはお店の売れ筋商品を選ぶことが多いのですが、今回は目的の商品がありました。
それが『熊野古道くまのこどうに伝わる釜炒かまいり茶』です。

沖縄在住時の2016年『D&DEPARTMENT OKINAWA』で商品を購入したことがあり、とても美味しかったことを覚えていました。
そして今回のお茶ぶらりは、奈良県にしようとネットで調べていたところ、偶然商品を見つけたのです。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

パッケージは瓶です。金の英文字がプリントされています。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

上部は和紙をかぶせ麻ヒモでラッピングされています。
麻ヒモには、クラフト紙のタグが付けられています。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

上部にはシールも貼られ、おしゃれで素朴な感じがするパッケージになっています。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

裏面には、しっかり商品の情報が記載されています。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

タグには、商品の説明と飲み方が記載されています。イラストもかわいいですね。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

上部のラッピングをとると、回転式の金のフタがあります。英文字とフタの色が近似色で、まとまっています。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

フタを開けると茶葉がぎっしり。酸化防止剤も。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

茶葉はつやのない黒で、強く捻れています。香ばしい釜香が心地よく、茶葉のまま食べると苦味があります。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

飲み方は、とっても簡単です。

カップに2〜3グラムの茶葉を入れて。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

熱湯を注ぎ、浸出時間は1分でOK!

熊野古道に伝わる釜炒り茶

苦味や渋みは少なく、香ばしい風味と香りがします。

茶葉は下に沈むので、口に入りにくくそのまま飲めちゃいます。
お手軽に飲めるし、2〜3煎まで美味しくいただけますよ。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

水出しにすると、さっぱり飲めます。
茶葉5グラム、水500cc、冷蔵庫に2時間でいただけます。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

釜炒り茶の作り方を大まかに説明すると、摘んだ茶葉を釜で炒って蒸し、そして揉むを繰り返し、天日に干して焙じるという工程です。
このお茶は、熊野古道周辺に伝わる製法を元に、奈良県山添村やまぞえむらでつくられているそうです。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

インターネットでも販売されているので、おしゃれで手軽で香ばしい、奈良の釜炒り茶をぜひ味わってみてください。

熊野古道に伝わる釜炒り茶

佐紀盾列古墳群をぶらり

T=CHAから南に下ると、数十もの古墳が密集する佐紀盾列さきたてなみ古墳群こふんぐんがあります。日本最大級の古墳群です。
その中の3つの古墳と神社をぶらりしました。

T=CHAから南に徒歩約25分、『神功皇后陵じんぐうこうごうりょう五社神古墳ごさしこふん)』の拝所に到着しました。

五社神古墳

全長275メートルに及ぶ、佐紀盾列古墳群さきたてなみこふんぐん最大の前方後円墳ぜんぽうこうえんふんです。

五社神古墳

実際の被葬者は明らかではないようですが、宮内庁が第14代仲哀ちゅうあい天皇てんのう皇后こうごう神功皇后じんぐうこうごう」の陵墓りょうぼとして定められたそうです。

周濠しゅうごう(周囲のお堀)も大きいです。

五社神古墳

神功皇后陵じんぐうこうごうりょうの南には『山陵みささぎ八幡はちまん神社じんじゃ』があります。

神功皇后じんぐうこうごう主祭神しゅさいじんで、「安産」や「育児」など、女性にご利益がありそうな神社です。

山陵八幡神社

山陵八幡宮みささぎはちまんぐうの鳥居の前には、近鉄電車の踏切があります。

近鉄踏切

踏切からさらに南に行くと、2つの古墳に挟まれた道がありました。
両サイドが古墳の道って、すごいですね。

佐紀古墳群

上と下の写真、左側が『成務天皇陵せいむてんのうりょう佐紀石塚山古墳さきいしづかやまこふん)』、右側が『日葉酢媛命陵ひばすひめのみことりょう佐紀陵山古墳さきみささぎやまこふん)』です。

緑に囲まれた、とっても気持ちの良い道です。

佐紀古墳群

成務天皇陵せいむてんのうりょうの拝所に到着しました。

佐紀石塚山古墳

実際の被葬者は明らかではないようですが、宮内庁により第13代成務せいむ天皇てんのう陵墓りょうぼとして定められたそうです。

佐紀石塚山古墳

日葉酢媛命陵ひばすひめのみことりょうの拝所に到着しました。

佐紀陵山古墳

こちらも実際の被葬者は明らかではないようですが、宮内庁により第11代垂仁すいにん天皇てんのう皇后こうごう日葉酢媛命ひばすひめのみこと」の陵墓りょうぼとして定められています。

佐紀陵山古墳

周濠しゅうごうの水辺と緑がとても心地よい神秘的な場所です。

このお堀、とってもたくさんの亀がいました。水辺に近づくと寄ってきます。
さて、下の写真の中に亀は何匹いるでしょうか?

佐紀陵山古墳

亀の数は9匹でした。たぶん。。。

日葉酢媛命陵ひばすひめのみことりょうの南には、『山上八幡やまがみはちまん神社じんじゃ』があります。
創建は不明だそうですが、とても綺麗に手入れされた神社です。

八幡神社

近鉄京都線の『平城へいじょう駅』に到着しました。

近鉄平城駅

佐紀盾列さきたてなみ古墳群こふんぐんをぶらりしましたが、まだまだたくさんの古墳と神社がありますよ。
緑と水辺がとっても心地よい場所ですので、古墳マニアではなくても楽しめると思います。

ぶらりルート

TE=CHAテ イコール チャ
奈良県奈良市神功3丁目3-2
毎週水曜日・土曜日のみ営業 10:00〜18:00

写真素材のピクスタ
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