「お茶は好きなんだけど、
茶殻の処理が面倒なんだよなあ」
\ そう思われている方へ /
ご紹介いたします!
宝瓶(ほうひん)の特徴
宝瓶は、一般的に低温で淹れる玉露やかぶせ茶を飲むときに使います。
低温で淹れるため、持ち手がないものが多いのですが、この宝瓶とってもお手入れが簡単でおしゃれな急須なのです。
そして、普通煎茶も楽しむことができるのです。
今回ご紹介するのは、長崎県の波佐見焼の宝瓶です。
波佐見焼は、白い磁器に藍色の絵柄が特徴的です。
ご紹介する波佐見焼の急須に絵柄はありませんが、白磁(白い磁器)の美しさが際立っています。透明感のある乳白色と光沢が美しく、滑らかな手触りがとても心地よいです。
機能としては、注ぎ口が短いため湯の流れが早く、最後の一滴まで淹れやすくなってます。
そして、持ち手がないことで、利き手に関係なく使うことができます。
そして最大のおすすめポイントは!
- ふたと開口部分が広い
- 表面がツルツルしている
- 茶濾しがない
ふたと開口部が広いので、とても洗いやすくなっています。
表面に摩擦がなくツルツルしているので、拭き取りも簡単です。
さらに、茶濾しがないので、茶殻が詰まることもありません。
白磁の宝瓶は美しくシンプルなデザインでありながら、ずぼらにはもってこいの とってもお手入れが簡単な急須なんですー!
宝瓶(ほうひん)の使い方
この宝瓶は持ち手がないタイプです。
持ち方は大きさや形によって変わってきますが、ここでは、管理人が使いやすいと思った3種類の持ち方をご紹介いたします。
持ち方の名前も勝手につけました。
1.上下はさみ持ち
親指はふたのつまみに、ほかの指は急須の底において、はさむように持ちます。
手首をひねりながら淹れましょう。
安定感はバッチリなのですが、お湯の温度が低温でないと持てません。
2.うしろ五点持ち
急須のうしろ側を、五本の指でバランスよくつかみます。
人差し指はふたのつまみに、親指と薬指は急須の側面をつかみます。
中指はふたを軽く押さえる感じ。小指は側面の下部に沿わせバランスをとります。
淹れるときは、手首を上下に曲げて淹れます。
なんだか、魔球でも投げれそうな握り方ですね。
この持ち方だと、(1)の持ち方よりも温度が高いお湯が扱えます。
それでも、80℃以上になると難しいですね。
3.よこ五点ささえ持ち
急須の横側を(2)の方法で持ちます。
空いている方の手をそっと添えると上品な感じになりますね。
手首をひねると淹れやすいですよ。
茶殻(ちゃがら)の処理も簡単!
お茶を淹れたあとの茶殻(普通煎茶)はこんな感じです。
茶殻は移し替えて、他の料理にも使えますよね。
洗うのも簡単ですが、波佐見焼は表面がツルツルしているので、キッチンペーパーなどで拭き取ることもできますよ。
アウトドアでも使えますね!
宝瓶は、これまで湯量が少なく、低温で淹れる高級なお茶を飲むときに使われていました。
最近では、持ち手つきのものや、底が深く茶葉が出にくいものもありますので、いろんなお茶を気軽に楽しめるようになってきました。
茶葉が細かい“深蒸し煎茶”や“粉茶”には向きませんが、“普通煎茶”なら美味しく飲めますよ。
ぜひお試しください!
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