『ガンパウダー』と呼ばれる中国の緑茶『平水珠茶』
今回は、中国の緑茶『平水珠茶』をご紹介いたします。
(株式会社セレクティー)
欧米では『ガンパウダー』とも呼ばれる、なんとも怖そうな名前のお茶です。
薄いベージュのパッケージには、薄いピンクの花のイラストが描かれており、その上にブランドネームと英語のキャッチが控えめにレイアウトされています。商品名はシールで「ガンパウダー(珠茶)」と記されております。
裏面には紅茶の入れ方が記載されています。商品の詳細はシールになっています。
平水珠茶は、中国東部にある浙江省が産地です。
丸まった茶葉の見た目が“火薬”のように見えることから、「ガンパウダー」と呼ばれるようになったそうです。茶葉の色は黒に近い深緑色です。
製茶の際に、殺青から乾燥工程まで、釜炒りで仕上げるのが特徴です。
殺青とは、お茶をつくる最初の段階で、加熱して葉の酸化作用を抑える工程です。平水珠茶は、鉄の釜で炒って熱を加えているということですね。
飲み方は、茶葉3g、お湯120ml、湯温95℃、浸出時間2分としました。
洗茶もおこないました。
洗茶とは、0煎目といわれることもある飲まないお茶です。茶葉を入れた急須にお湯を注ぎ、すぐにお湯を捨てます。
こうすることで、茶葉が開きやすくなり味や香りを引き出す効果があります。
水色は透きとおったオレンジ色です。
煙で燻したような香りと風味が特徴です。少し苦味もあります。
3煎目まで美味しくいただけます。煎を重ねるごとに少し甘さを感じました。
日本ではあまり見かけない平水珠茶ですが、ヨーロッパや中東、北アフリカへ広く輸出されています。砂糖とミントを加えて、ミントティーとして飲まれているそうです。
『モロッコ風ミントティー』を作ってみました
平水珠茶を使った『モロッコ風ミントティー』を作ってみました。
レシピはネットで見つけたいくつかの情報を元にアレンジしました。
先に感想を言いますが、ミントの香りと風味がとても爽やか〜!
ですがかなり甘いです!
<モロッコ風ミントティーのレシピ>2人分
平水珠茶4g、ペパーミント10g、砂糖25g、熱湯260ml、熱湯(温め用と洗茶用)適量
①急須に熱湯を入れて1分ほど温めます。お湯は捨てます。
②温まった急須に平水珠茶を入れます。
③洗茶をします。熱湯を入れて、すぐに茶こしを使い熱湯を捨てましょう。
④ペパーミントを手で揉んで香りを出してから、急須に入れます。
⑤砂糖を急須に入れます。
⑥熱湯を入れます。
⑦ふたをして2分待ちます。
⑧茶こしを使い湯飲みに注ぎます。
⑨ミントの葉を浮かべて出来上がり!
本場モロッコでは、ステンレス製の専用ティーポットを使い、平水珠茶と、たっぷりのミントと砂糖を入れて煮出しするようです。
また、熱湯を入れる際、高い位置から注ぎミントの香りを立たせるそうです。
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